あるジャミラの恋愛

ジャミラの日誌

〜日誌から〜

九月七日
今日は特に何もなかった。こうやって平和な一日もまた青春の１ページになると思います。

九月二十日　
今日は近藤君が梶原君を殴っているのをみた。人を殴るのは良くない事と思います。しかし、これもまた青春の１ページになると思います。

十月十一日
今日数学の時間に寝てしまい、先生が怒って私を起こしました。反省しております。しかし、これもまた新たな青春の１ページになると思います。

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こうやって彼は、学校で発生するあらゆる事象を青春の１ページにし、結局二ヶ月もの間日誌を抱え込んでいたのであった。最後の日誌にはこう記されていた。

十月二十二日
こうして二ヶ月もの間日直を担当させて頂いた思い出も、今となっては青春の１ページになると思います。