私の叫び

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 冬の月の下。カップルが公園で何かを話していた。まるで別れを告げる場目に遭遇したときの空気が流れていた。 「篠原さん、ごめんなさい。別れてください。」とさくらと言う女性が話していた。 「はぁ、何俺様と別れるだと。何でだよ、この俺様と別れたいとか。あわかった男でんきたんだな」と笑いながら言うチャラ男の篠原。 「はい、貴方より素敵な方で仕事もしています。」とさくら怯えながら言うと篠原は「へぇーじゃ最後にホテルいこうぜ、あと俺と別れるならお金寄越しな。無理なら今日から俺様のセフレになれ」と言う。 さくらは泣きながら、「さよなら」といい走って逃げた。近くには新しい彼氏がいた。 篠原は舌打ちをしながら帰っていった。 篠原とさくらが別れる原因は、篠原の金のだらしなさと女遊びだった。さくらが居るのに他の女と遊び、さくらに対しては人形扱い。 彼女なのに、いじめたり、ハードなプレイをしたりして遊んでいた。 それに耐えれなくなったさくらは、職場の同僚に相談して、後に新しい彼氏となった。  あれから、藤原からの嫌がらせとかは無くなったしかし、不審な電話やLINEが来る。 この前も、とある風俗の求人電話が来たり。見知らぬ男性からのLINEが来たり。酷い時には、テレクラや円光LINEが来る。 恐怖になり、彼氏に相談した。数日後、彼氏から思いもよらぬ出来事をきいた。 なんと、SNSでさくらに関するデマが流れていた。 「SMクラブで働いてるさくらです!」 「ちょービッチです、男の人大好きー、ホテルでやりたいよー」などさくらに成り済ました事が書かれていた。 さくらはそれを見て、文脈とかを見る限り元カレのあいつだと確信した。 そして、さくらは裏アカを使い、心の声を叫んだ。 「あのバカ男、そもそもあんたのヒモ生活に愛想つかしたんだよ!私のの事をATMや人形と思っていたあんたに言われてなくないわ!この屑男め!」 「私が風俗嬢アホか!私は今の彼を大切に思ってるだい!バカ野郎が」と今までのうっぷんを晴らした。 それからは、更新されることも無く、電話も来ない。 いつしか、「寄りを戻したい」と言われたが、さくらは小声で「様見やがれ、借金男の屑野郎が」と密かな心の声も叫んだ。 新しい彼氏とは結婚をして、心の声の叫びは無くなった。
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