君に必要とされてないって、確定したときのこと

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君に必要とされてないって、確定したときのこと

根拠のない希望にすがっていた。 希望は、くずされた。  光は、もうない。 ただ、暗闇で、一歩も動かずに。 うずくまって、 ただただ 泣いていたい。  ごめん… それでも、君を、好きで。 ごめん。 何枚も、何枚も、 壁があって。 深い暗闇に、光はなくて。 君の 背中は もうみえなくて。 君のいない世界は、だめなんだ。でも、いなくならないんだ。 いるっていう事実は目の前にあって。ただ今までと違って、 君にはシャットアウトされてて。つまり 私の 世界に君はいて  君の 世界に私はいない。 ううん。正確には、 “いらない” 。
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