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I have a dream
『 I have a dream 』
ぶー子は目をゆっくりと目を開けました。
布団の脇に置かれた目覚まし時計の針は6時少し前を指しています。
ぶー子は体を起こしゆっくりと呼吸をしました。
夢の残像がぼんやりと頭の中にありますが、過ぎて行った昔の日々であり、
近く感じていたトムトム達がとても離れた存在に感じました。
また夢をみていたってかな?
電車にのってまた会いに行こうかな?
もう ぶー子 のこと忘れているかな?
みんな元気にしているのかな?
ぶー子は寂しい気持ちになりました。そして懸命に心を落ち着けようと先生がくれた言葉をつぶやきました。
「人は過去を変えることはできないけど、今日を生きる事で、
その先にあるであろう何かを変化をさせる可能性を含んでいる」
静かな部屋の中、
その可能性がとても必要な事である、とブー子は思うのでした。
「アイ ハブ ア ドリーム なんって」
ぶー子は(くすっ)と笑いました。
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