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 来る日も来る日も、真由さんは私を叱咤しました。  あんたには夢も希望もない。  そんなヤツが大学へ行っても、意味がない。  社会の役に立つのは、夢や希望を掲げた人であり、そういう選ばれた人が大学へ行って、更に勉学に励むべきだ。  それは安易に入れる大学を目指してる、あんたじゃない。  たまに一緒に食事をするとき、はたまた休憩時間などもわざわざそのことを私に忠告するのでした。  初めはふんふんと聞いていた私も、さすがに嫌気が差してきました。
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