私はダメ子

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 将来の夢などありませんでした。  好きなキャラクターを描くのは描いていましたが、漫画家になろうとは思いませんでした。  恋愛や部活動というものに縁遠かった私には、読者を興奮させるようなストーリが思い浮かばなかったのです。  浮かんでくるのは幼稚な妄想ばかり。  それでも私は満足でした。  ひとまず私に危害を与える者はおらず、毎日を平穏に過ごせていた訳ですから。
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