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高校2年の夏、進路指導がありました。
「今の成績じゃ、ちょっとね…」
担任の先生は私のことを心配してくれました。
しかしその心配も、はっきり言うと迷惑でした。
母親と私と3人で過ごしたその時間は、苦痛以外の何物でもありませんでした。
目標もなければ、これからの希望もないからです。
大学に行ける学力もなく、私は高校3年になり、当然ながら受験は失敗。
両親は私を予備校に通わせることにしました。
私は両親の言われるままに、自宅から電車で2駅の予備校に通うことになりました。
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