野外の行為

1/6
前へ
/71ページ
次へ

野外の行為

「こんばんは、お兄さん」 聞き覚えのない声に振り返ると、小太りでニヤニヤしている中年のおっさんが立っている。 「わあ、やっぱり可愛い顔だねえ」 警戒して眉間に皺をよせて睨みつけるが、男は怯まない。 「お兄さんいくら?」 「は?」 にこにこしながら近づいてきた男が力いっぱい俺の体を突き飛ばしてトイレの個室まで追い込んだ。 「っなにすんだよ!」 思い切り背中を打って咳き込んでいる間に男は鍵を閉めて密室にふたりきりになった。 汗ばんでるデブとの密着度が気色悪い。 「出せよオッサン」 俺の罵倒に男は不思議そうな顔をしている。絶対何か勘違いしている。 「君、ウリじゃないの?」 「はぁ?」 ここの公園、ハッテン場じゃないぞ。 「まあいいか。君すごい綺麗…。お小遣いはずむから舐めさせて」 「‥っ、ちょっと」 狭い個室の中で、男は俺の股間を揉み始めた。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

232人が本棚に入れています
本棚に追加