野外の行為

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「舐めるだけだから、気持ちよくしてあげるよ。だからじっとしてて」 そういって俺のジーンズを膝まで下げて、ひざまづいてずっと咥えている。 小太りで気色悪いオッサンにしゃぶられて感情は最悪なのに、俺の身体は反応し始めていた。 「あ…、あぁ…ん……」 自分の口から信じられない吐息が漏れる。 じゅぼじゅぼと卑猥な音を立てて男が一心不乱に口を動かしている。 この公園は夜でも明るいし痴漢の噂もない。だからここまで足をのばしてきたのに最悪だ。 「ん……ぁ」 酒に酔った時のように頭がぼんやりしてくる。 「その顔、いいねえ。気持ちいい?」 男は動きは止めず上目遣いで俺を見てきた。 「君のような美少年の、蕩けた顔が見たいんだ」 俺には言葉が理解できず、少し上を向いた口から吐息が漏れるのを我慢することができない。 「は…、やめ…て、もう……」 その願いは叶わないまま俺は絶頂を迎えた。 これで開放されると思ったが、男は俺の出した液体を飲み込むとまだ咥えて離さない。 「あ…ぁ……」 この男がイクまで拘束されたまま俺の嬌声はトイレの壁と木々にはばまれて誰にも聞こえなかった。
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