野外の行為

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紘一さんが俺にかけられていた布団をめくる。 「…え?」 俺が困惑していると顎に指をかけて俺にキスしてきた。 口の中を貪りながらベッドにのぼってくる。 「お母さんはどんなことをしてた?」 「わかんない…、見てないから」 薄く笑いながら俺の着ているパジャマのボタンを器用に外していく。 「多分こんな事じゃない?」 脱がされてあらわになった肌に舌を這わせてから乳首をねっとり舐める。 「ん、…あぁ」 困惑しながらも初めての快楽に脳内を支配される。 「こうやって男に舐められてさわられて気持ちよくてよがってたんだよ」 「…っああ!…」 ぐ、とさっき男に舐められていた所を力強く握られて思わず大きな声をあげた。 ただすごく気持ちよくて、無意識に紘一さんの背中に腕をまわす。 首筋を舌先がすべっていく。指はずっと乳首を刺激して俺は嬌声が止まらなかった。 「お母さん案外聞かれて興奮してたんじゃない?」 くすくす笑いながら紘一さんはちらっと母親のほうを見た。 いたたまれなくなったのか、母が姿を消した。半開きのドアから光が部屋に漏れてくる。 「普通は俺から息子を守るものなんだけどね…」 俺をはさんで膝立ちしながら紘一さんはため息をついた。
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