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紘一さんによく指摘されていた俺の価値を初めて使った。
後は母親の血かも知れない。
美智雄さんは俺を自分のマンションに引き入れてベッドに体を押さえつけた。
さっきまで冷静だった目が欲望の光を帯びている。
誘惑するのは簡単だった。
「あ……ん…」
俺の体中を美智雄さんの舌がすべっていく。荒々しい動きに体をよじって逃げるような動きをしたが、だんだん力が抜けていった。
唇を貪るように吸われて俺は無意識に彼の髪に指を絡めて引き寄せた。
力が入らない。
「俺は紘一さんの身代わりか?」
「ちが…、そんなんじゃな、い…」
彼に刺激されて立ち上がった俺の欲望に手を添えられた。
「…あ、……や、だ」
否定の言葉で火がついたのか、下着の中に手を入れて濡れた先端を指がくすぐる。
「や…、気持ちい…っ」
濡れてきて満足したのか両方の胸の突起に舌を這わせてきた。
「や、あ…ぁ…」
彼の指と舌にあらゆる性感帯を刺激されて、俺の思考まで愛撫されているような感じがした。
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