さよなら

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「あ…、は、あぁ…‥は‥ぅ…‥ん…‥」 激しく攻められて、俺はただ揺すぶられる人形だった。 目はうつろで言葉にならない声しか出ない。 それが美智雄さんには満足そうだった。 「ぁ…、あ、ああ‥ん…‥」 ずっと開いている足が痛い。美智雄さんに攻められ続けて感覚が痺れてきた。 何度も絶頂が来て俺の体は白い液が飛び散っている。 もうそれを気にする余裕もなかった。 「…うっ」 美智雄さんも何度もイッて、ゴムのストックが無くなりそうだと笑っている。 それでもやっと満足してくれたのか、次はなかった。 荒い息をしている彼がぼんやりした視界にうつる。 額についた俺の髪を指で梳いて「ごめん、キツかったね」といってそこにキスしてきた。 紘一さんによく髪を梳かれていた感触を思い出す。気がついたら涙が出ていて美智雄さんを困惑させた。 激しかったことに泣いたと美智雄さんは思っていたようだったが、本当の理由は言えなかった。
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