偏屈

7/8
前へ
/71ページ
次へ
「うまいこと脱いできやがって。逆にすごいな」 伊純さんは俺が点々と脱ぎ捨てた服を拾って洗濯機に放り込む。 『髪でベッドが濡れる』という理由で俺はソファに転がされていた。 「このまま外に放り出せばいいじゃん」 「全裸で?法律的にまずいだろ。見てしまった人も可哀想だし」 「何だよ、俺は可愛そうじゃないのかよ」 「うぜえ」 伊純さんはリモコンで部屋を明るくした。 いきなりだったので眩しさに目がついてこれない。 「見ろよ自分の裸」 そう言って姿見の所まで抱きかかえて俺を写した。 「恥ずかしい奴」 足をM字に開かされて、俺は恥ずかしさに目を閉じた。 「勃ってきたぞ淫乱」 「あ……」 片手を足から離して濡れた先端を指でぐりぐり刺激される。 「見てみ?自分の姿」 「はなせ変態っ」 「余裕あるな淫乱。お前この液で床を汚すなよ」 「‥っあん、…ぁ…」 「有効利用もできるけどな、淫乱大学生」 伊純さんの濡れた指がゆっくり入ってくる。 逃げようと身をよじるがその動きで逆に指を吸い込んでしまい、俺の嬌声がずっと響いていた。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

232人が本棚に入れています
本棚に追加