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明るい部屋で晒される俺の姿。
部屋にはわずかに洗濯機の音。
「気持ちいいだろ淫乱」
「‥何がっ‥ん‥う…」
「自分の姿見ろよ。足開いて俺の指飲み込んで。どうなのこれ」
「はなせ馬鹿…!」
伊純さんは指の動きを止めて俺の耳元で囁いた。
「自分で動け。指貸してやるから」
「は‥?」
「本人が一番気持ちいい所わかるだろ?俺は知らん。好きに動け」
「…っ後で、覚えとけ…!」
強がりを言いつつ、もっと気持ちよくなりたくて腰を浮かせた。
「う…、ん‥」
俺の足を持ち上げているもう片方の伊純さんの腕を弱々しく掴んで淫らに動くが、上手くいかなくてもどかしくなってくる。
「…っああ!…ふっ…あん」
「ここだろ?」
しびれを切らしたように伊純さんが激しく指を動かした。
「いや…、イッちゃう…、ぁ」
「床汚したら許さねえぞ」
「ムリ‥、もうダメ…!…やっ……」
いつの間にか股の下に置かれたタオルに射精した。
「穴だけでイキやがって」
荒い息をしながら初めて目を開くと、そこには蕩けた顔の自分が写っている。
それが恥ずかしいと感じる間もなく俺は意識を飛ばした。
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