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その6.Round2 あき×おみ! 独占欲判定開始!
「ぐぬぬ。この沙弥ちんとあろうものが、首筋にちゅーのシーンで不覚をとっちゃうとは」
「びっくりしたよ、もう。明穂ちゃんも緒美ちゃんも、やりすぎだよ」
沙弥と智夏。敗者の弁。
「あらそう? しちゃいけないなんて、言われてなかったから」
緒美は楽しそうに笑っている。
さて、ターンエンドだ。今度は沙弥と智夏がいちゃいちゃする番になる。
「ま、いいよ。智ちんおいで~」
「はいはい。お手柔らかにね。って、わーーーーっ!」
ふにゅりと、柔らかな感触。既に勝負は始まっていた。
「おお、柔らか~い」
「ちょっと沙弥ちゃん! どこさわってるの!? だめ! あっ! ひゃあああっ!」
慌てふためく智夏。
「おっぱいだよおっぱい。そ~れ、もみもみ」
「ちょっとーーーっ! 沙弥ああああああっ!」
沙弥の暴挙を目の当たりにして、明穂が目を見開いて叫ぶ。そして同時に、すぱぁんと、乾いた音!
「おふぅっ!?」
紙状の長いもので、頭をはたかれた沙弥。
「そこまでよ」
その一撃を放ったのは、笑顔だけども、こめかみをビキビキさせている緒美だった。彼女が手に持っているのは、沙弥の家に常備されているハリセンだ。
「い、いい突っ込み、だね……」
沙弥は、調子に乗りすぎた事を知った。
「結局。みんな、独占欲が強い女ということでいいのかしら?」
「そ、そ~なるのかな?」
随分と煮えきらない決着が、ついていた。
「ところで沙弥。ちょっといいかしら?」
「な、ナンデスカ~? おみおみさん」
「あは。私も沙弥にお話があるよ」
「明穂までナンデスカ?」
「よくも、智夏のおっぱいをもみもみしたわね」
緒美。
「よくも、私以外の女の子のおっぱいをもみもみしてくれたね」
明穂。
「よくも、私の胸……触ったね」
恥ずかしそうな智夏。
みんな、笑顔だけど心の底は笑っていない。
「じ、ジョークですよジョーク」
ジョークで済むか!
三人の手が、沙弥の体に伸びていった。
「ひょわーーーーーっ! おゆるしを~~~~!」
お仕置きの、くすぐりタイムの始まりだった!
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