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石蹴りして遊ぼう。④
私が気が付いた時、まだ神社の境内にいた。
違和感がした。着ている服がなんだか違っている。
ああ、そうか。病衣だった。まだ退院してなかったんだっけ。
身体が重いようで軽い。なんだか……、若返った気分。
なんだか、ウキウキしてきた。
「ねえ君、一緒に石蹴りして遊ぼうよ。楽しいよ! 」
うん、私は即答した。
楽しそうだ。仲間に入って、石蹴りして遊ぼう——。
また砂埃まみれの風が吹く——。
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