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 ヤナちゃんと一緒に毎日20分ずつ図書室で作文を書き直していく。  しかし、それがまた、びっくりするくらい進まない。その理由として、元々書かれた作文(オレオリジナル)が春休み最終日に急いで書いたということもあって、読み返してみるとびっくりするくらいにひどい日本語。そしてそれを書き直していくと作文用紙5枚に到達しない量の文章。 「一緒に作文書きやすいように作文メモを作っていこうか」  そう言ってヤナちゃんがA3サイズの白紙を出してきた。オレの作文能力・・・というか、国語力に苦笑いしているのが分かる。それはオレも激しく同意したい。あの春休み最終日のオレの文章能力は過去最低だ。
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