あとがき

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※書籍に掲載したあとがきに、今の私が加筆しています。()内の言葉がそうです。  いつもご愛読ありがとうございます、望月麻衣です。  二〇一九年はご縁に恵まれて、上海とニューヨークに行くことができました。(ちなみに自費です。去年のことなのに、世の中が新型コロナウイルスの脅威にさらされている今は遥か前のことのように感じます)  上海もNYも本当に素晴らしく、ぜひ作品にも取り入れたいと思い、清貴は上海に行き、葵がニューヨークへ行くという展開を考えまして、今回は清貴の上海編、次回は葵のニューヨーク編となります。  そのため、今巻ではどうしても葵の出番はほとんどありませんが、次巻はたっぷり登場いたしますので、よろしくお願いします。  さてさて、これまでも京都をちょろちょろと出ている京都ホームズですが、今回は国内を飛び出して上海へ。  私が上海で感じた魅力をお伝えできたら、とふんだんに書かせていただいてます。これでは紀行文ではないか? という躊躇いもあったのですが、それが京都ホームズのカラーかもしれない、と思い直し、突き進みました。また、今作は上海が舞台ということで漢詩や仏教も取り入れて中国らしさが出るように心掛けてみました。   読んでくださった方が、少しでも上海を疑似体験していただけたら嬉しく思います。(今は外出も憚れております。脳内で旅気分になっていただけたら嬉しいです)  今巻は、謎の作家や家頭誠司の真相、菊川史郎の逆襲、葵の危機、ついに円生の爆発と、これまでとは違う展開に、私も『大丈夫だろうか?』と、どぎまぎしながら書き上げました。  清貴が作中で言っているようにフィクションのエンターテインメントとして割り切って、楽しんでいただけたら幸いと存じます。  そうそう、序章で秋人たちが行った車折神社に、私も玉垣を奉納させていただきました。  二〇一九年秋から二年間、飾ってくだささるそうで、もし良かったらご参拝の際に探していただけたら嬉しいです。  今巻もこの場をお借りして、お礼を伝えさせてください。  私と本作品を取り巻くすべてのご縁に、心より感謝とお礼を申し上げます。  本当に、ありがとうございました。 (一言でも感想いただけたら、今後の励みになります!エブリスタさんが試験的に導入したスタンプも嬉しかったです。ありがとうございました)   望月麻衣
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