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第2記「章名」
7時に起床。天気は晴れ。午後から曇るみたいだが、少なくとも、雪の心配はなさそうである。今日も忙しくなりそうである。遊んでいるだけなのに「忙しい」というのも奇妙な気がするが、遊び屋は遊び屋なりにやることがあるのだよ。ぬははははははは。ベランダの物干し台に、干せるものは全部干した。
その後、湯沸しにミネラルウォーターを注ぎ、モーニングコーヒーの支度を整える。愛機を起動させ、ぴよを呼び出し、更新に埋没する。第5章の続きを書く。昨日は97頁まで書いた。今日は残りの3頁を仕上げてしまうつもりであった。展開に関しては、頭の中にだいたい出来上がっている。今回は会話だ。一番の苦手としている会話劇である。
劇と云えば、演劇。俺も若い頃は芝居見物に明け暮れていたものだ。当時は結構元気だったし、軍資金にも困らなかった。平日休日に関係なく、劇場に通い詰めた。俺の興味は映画から演劇に移りつつあった。映画よりも演劇を優先していた。
俺が好んで通っていたのは、いわゆる「小劇場」と呼ばれるものだ。未知の劇団、未知の俳優、そして、未知の演目。見(観)るもの全てが新鮮で面白く、中には、吃驚するぐらいツマラナイ作品も混じっていたが、それはそれで、貴重な体験であった。
演劇は映画以上に台詞が重要である。台詞と台詞の応酬。円滑な会話は、芝居を躍動させるエネルギーと云える。脚本家の技量と才能が問われる。物語としては面白いのに、会話で損をしているような作品も何本かあった。この時期の経験が、我がダサクの血肉になっている…と、書きたいのだが、実際はそうなっていないのが歯痒いですねえ。
散々迷ったが、第5章の題名を『MASTER』にして良かったと思う。最後の頁を打ち込んだ後、最初から、ざっと、読み返してみたが、章名と内容がそんなには、かけ離れていないので、ちょっと安心した。
第6章の題名は『ATTACKER』にする予定である。予定だけど、ほぼ確定かな。但し、複数形になる可能性はあるが。何にしろ、色々考えるのが楽しい。〔14年12月14日〕
♞序盤の「ぬはは…」は、筒井(康隆先生の)作品の影響である。確かに、芝居に狂っている時期があった。今でもそうだと思うが、当時(都内では)信じられないような数の演劇が上演されていた。意外な場所に建っている劇場を探し出すのも、楽しみに含まれていた。
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