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都市伝説
俺の名前は大知。
俺は今、幼なじみの康介と都市伝説の残る海にいる。
この海の名前を人はこう呼ぶ。
『絶叫海』
この海で叫ぶとその言葉と反対のことが起きると言われている。
俺たちはそんな都市伝説を全く信じてなんかいない。
だから面白がってこの海に来てみた。
「早く叫べよ〜、大知〜。」
ニヤニヤしながら康介が言ってくる。
実は昨日、負けたらここに来てなって欲しくないことを叫ぶという賭けをした。
賭けの内容はほんとしょうもないんだが、牛丼早食い勝負だ。
俺たちはよくこんなしょうもない賭けをして負けたら罰ゲームっていう遊びをしている。
ちなみに叫ぶ内容は相手が指定することに決まっていた。
お互いのことを知らないことがないくらい知っている俺たちだから相手が嫌がることもよく知っている。
「これが本当になったらまじヤバいって!」
俺は少し焦りながら言った。
俺が指定された内容は俺にとっては致命的な内容だった。
もしこんなの本当になったら最悪だ。
「大丈夫だって〜!ただの都市伝説だよ〜。お前だって信じてないだろー?」
そう俺たちはそんな都市伝説なんて全く信じてない。
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