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第一話
遥か昔、神話の時代においてある邪神が突如出現し神々と対立した。だが、邪神の力は強大で多くの神々が悪に堕ちた。
神々は大部分の力を使い邪神を封じ込めることに成功した。
この戦いの後に全ての神話による話し合いが行われたが邪神の存在は誰も知らずどこの神話にも属さない邪神であることが分かった。その為神々は邪神のことを人間たちには悟らせずに全てを消した。それほどまでに神々は邪神を恐れたのである。
悪に堕ちた神たちはそれぞれの神話で話を新たに作り人間たちに広めた。
そして、神々は自分たちに何かあったときの為に邪神に対抗できる秘密兵器を生み出した。
現代
「待て!○○○!!」
(ちっ!どうするか?)
一人の男が森の中で木から木へと移り飛びながら高速で移動しながら後ろから追ってくるもの達を確認しながら考える。
「逃がさん!!!」
「っ!!」
男は突如聞こえてきた声に反応し立ち止まる。
ドガン!!!
立ち止まるのと同時に前に何かが落ちてきた。
「我らが主に牙を向ける貴様を生かしてはおかん!!!」
ゴゴゴ!!!
現れたのはガタイの良い壮年の男であった。彼が現れたと同時に先程まで晴れていたのが急激に曇りだし嵐へと変わった。
「「「うわぁぁぁ!!!」」」
だが、そのおかげで後ろからやってきた追手は近づけなくなり後ろを気にする必要がなくなり前へと集中する。
「スサノオさんか・・・」
男は呟いた。スサノオとは須佐之男命といい日本の最高神天照大御神の弟であり嵐の神である。故に晴れていたのが嵐へと変わったのである。
「さて、観念して貰おう八剱神よ」
「一応聞いてみますがあなたの主の名前は?」
「決まっているだろう。邪神様だ!」
「そうですか・・・」
スサノオがそう言い放つと男 八剱神は少し悲しい表情になる。だが、それも一瞬で直ぐに覚悟を決めた顔つきになる。
「ならば押し通らせてもらいます」
「貴様を邪神様に引き渡してやろう!!!」
二人は同時に駆け出しぶつかる。衝撃が辺り一面に伝わりしばらく荒れていたが数時間後には収まったが辺りは荒野へとなってしまっていた。
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