くださいな

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 こんにちは。  あなたはだあれ?  私にはね、愛しい子がいたんだ。昔ね。けれどその子は私の不注意でなくなってしまったんだ。ああ、そんな顔をしないで、全部私が悪かったんだ。それでね、その子も、君みたいに遊んでいたんだ。その瞳が、あの子みたいでね。それで話してみたくなったんだ。  そうなんだ。じゃあ、僕の好きなもの、教えてあげるね。  ……ああ、ありがとう。  君はあの子と同じで、それでいて違うんだね。
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