下の句
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「ごめん。俺、アイツの事は見捨てられないんだ。悪いのは全部俺だから」 ユウトは、ナナさんに火傷を負わせたのは自分で、傷跡の痛ましいナナさんの事を幸せにする責任がある、としか話さなかった。 私は頭を下げるユウトを責める事なんて、出来なかった。 泣きたいのかも、喚きたいのかも、分からなかった。 「部屋、引き払わなきゃね」 私の口から溢れた言葉は、これだけだった。
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