今度はきっと・・・!

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『同じ部隊の僕らは同い年、  君は東京、僕は群馬生まれ。  建築技師の君、教師の僕。  接点など少ないけれど  一夜もせずに僕らは意気投合。  大陸を駆けながら  慰め合い、助け合い・・・  日本へ帰る日を夢見てました。   「僕は橋梁が専門だから    日本中の不便な所に    橋を架けて便利にしたい」  君はいつもそう言ってましたね。  希望通り、この数年は  忙しく日本中を飛び回って  働いている姿、戦友として  誇りに思います。  
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