うそつきリーエとおうじさま

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リーエはおとこのこのへやにきていました。 おとこのこはくるしそうです。 しんでしまいそうです。 「おいしゃさんがね、すぐになおるって。よかったね」リーエはなきながら、おとこのこにいいました。 うそをつくことしか、できませんでした。 おとこのこはくるしそうにほほえみながら「ありがとう。きみはほんとうにやさしいね」といって、そっとあたまをなでてくれました。 …あれからいくつかのきせつがすぎました。 リーエはおとこのこと、てをつないであるいてました。 おとこのこは、たすかったのです。 きせきだ、おうさまはいっていました。 リーエのうそが、おとこのこをつよくささえたのです。 それからリーエはうそをつくのをやめました。 もう、うそをつくのはやめようとおもっ たのです。 おとこのこと、もりをあるきながら、そうおもいました。 おしまい
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