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三つ目の部屋も、全く同じ部屋だった。
私は、「6月21日」という日付が刻まれた扉を、今までと同じ要領で開く。
四つ目も五つ目も全く同じ部屋だった。
私はそのことに深い絶望と焦りを感じた。
気づいたら、走り出していた。
走って同じ形の扉を開け、同じ部屋を走り抜け、また扉を開ける。
その繰り返しだ。
私は、何も考えずに扉を開け続けた。
扉にかかっているプレートの日付が7月になり、8月になり、そして9月になった。
それでも、私は速度を落とすことなく走り続けた。
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