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夜は幸い
比較的静かだった。
たまに呼び出しがあったが、
どれも
咳などでうまく寝付けない子たちだけ。
30分ほど仮眠すら出来た。
朝7時、
早めに出勤をしてくれた医師に
引き継ぎをして、俺は家に戻った。
ドアを開くと、
魚を焼いた匂いがして、
「おかえり。」
と彰良さんが出迎えてくれた。
「なんの匂い?」
「朝から鮭焼いてみた。」
事前に帰る前に連絡をいれていたので、
彰良さんは朝食を作ってくれていたようだ。
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