番外編4:浮所類 〜旅行〜

53/58
前へ
/495ページ
次へ
夜は幸い 比較的静かだった。 たまに呼び出しがあったが、 どれも 咳などでうまく寝付けない子たちだけ。 30分ほど仮眠すら出来た。 朝7時、 早めに出勤をしてくれた医師に 引き継ぎをして、俺は家に戻った。 ドアを開くと、 魚を焼いた匂いがして、 「おかえり。」 と彰良さんが出迎えてくれた。 「なんの匂い?」 「朝から鮭焼いてみた。」 事前に帰る前に連絡をいれていたので、 彰良さんは朝食を作ってくれていたようだ。
/495ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6636人が本棚に入れています
本棚に追加