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「ごちそうさま。」
と贅沢な朝食を完食した後、
シャワーを浴びて
パジャマに着替えて
ベッドに入った。
台所から洗い物の音が消えたのと同時に
俺は
「彰良さーん。」
と少し甘えた声を出して呼んだ。
すると彰良さんは
「どうしたの?」
とベッドルームにやってきた。
俺が隣の枕をポンポンと叩くと
しょうがないなと言うような顔をしながら
俺の隣に寝転がる。
「僕は昨日もう充分寝たんですけど。」
「少しだけ。ね?」
「はいはい。どうせ今日の予定もない、
布団の中でダラダラすごすか。
ちょっと待ってて、読みかけの本を持ってくる。」
そうして猫のように
気のままに寝たり食べたりしながら
俺たちの休暇が終わっていった。
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