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朝、ガタガタと雨戸を開けて縁側にでると暖かい日差しが全身を包み、それに応えるように体がう〜んと伸びる、まだ冷たい空気は流れているが寒い日に比べれば大したことでもない、周りの木々は風にまかせてゆっくりと揺れて朝の訪れを歓迎していた。 『ん~いい天気ね、さっさと準備しましょうか』 霊夢は少しはだけた寝間着を直すと、洗面所へ向かい、その後朝食の準備を始める。 『そういえばもらったウグイがあるからそれでも焼こうかな』 ご飯が炊き上がるあいだ、ウグイを焼きはじめる。 『さて・・・そろそろかな~』 霊夢がテーブルに朝食をおき、外の様子を伺い始めた、そうすると空から、人のようなものが近付いてくるのがみえ、その後、霊夢の目の前に降り立ってきた。 「おはよう、霊夢」とアリスが笑顔で挨拶してきた『おはよう、アリス、丁度朝食ができたところよ、あがりなさい』 「ありがとう」霊夢がアリスの手を取り中にあげた、テーブルには二人分の朝食がおかれておりどれも湯気が立ち美味しそうだ。 「あ、霊夢、昨日分けてもらったじゃがいもでポテトサラダ作ったの、こ一緒に食べましょう」アリスは袋からタッパーに入ったポテトサラダをテーブルに開けた。
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