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『おお!美味しそうね、ありがとう』 「どういたしまして」 二人は手を合わせると'いただきます'と声を合わせて箸を取った。アリスが味噌汁をすすると味噌の暖かい汁が口全体に広がり、ほんのりと生姜が後を追って風味を加えてくる、その余韻が残っている間に艶立ったご飯を一口頬張るとご飯の甘味がふくらんで舌を刺激する、その後に白菜の浅漬けを口に運ぶ、シャキシャキと音がなって程よい塩気が空腹感に刺激をくれる。 「ん~美味しい~♪」 『そう、よかった。』 そう言うと霊夢は浅漬けをかじったあと焼きたてのウグイを箸でほぐし、一口食べるとふんわりとした身とうっすらと甘味がふくらみ、ほろほろと口内を転がる、その後アリスが持ってきてくれたポテトサラダを小皿にあけて口に運ぶ、作りたてだったらしく、じゃがいもがまだほこほこしており、噛みしめるとお芋の味と風味が口いっぱいに広がって細かく切ったキュウリが更に食感をよくさせてる。 『美味しい~♪』 暖かい朝食に顔がほころび、お互い黙々とご飯を口に運んでいく。
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