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今日は今までの人生で最高の日。
なぜなら私ジュナ・フリーシアンが今日ジュナ・ になるのだから。
起きたときは天井いっぱいの雲だったけど、式の準備をしている間に太陽も顔を出し、暖かな日差しも降り注いできた。
村の人たちも皆来てくれた。
式はお昼からだけ近所のおばさんや、友達たちも手伝ってくれて、準備ももうすぐ終わり。
村の広場ではその付き添いのはずの男どもが手伝いもせず朝から酒を飲んで騒いでいる。
まったく、あの人たちは酒が飲める口実があれば何でもいいのでしょう。
出来上がった料理を広場に運ぶと酔っていてもさすがに本日の主役が分かっているようで、口々に祝福の言葉をくれる。
「みんな、ありがとう。でもおじさんたちがめでたい理由は昼からお酒が飲めるからじゃないの」
なんて言ったら、みんな「違いねえだ」とか「その通り」とかしまいにゃ「もう二、三回結婚してくれや」だとか失礼な奴らだ。
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