0人が本棚に入れています
本棚に追加
騒がしかった広場とは対照的に静まりかえった森を歩く。
森の空気をいっぱいに吸い込むと先ほどまでの宴の熱がスッと冷めていく。
遠くから聞こえる村の人の声がどことなく私と関係ないことに思えてくる。
そして湖に着いた。服を脱ぎ身を清める。
冷たい。なんかもう痛い。初めに考えた人は正気じゃないと私思う。
と、村の方から大きい音。見てみると煙まで上がっていて、ただ事じゃないのは一目で分かった。
急いで服を着て駆ける。
森の中からも見える煙は黒く、うねり、黒い蛇のように見えずっと私の心を乱し続けた。
最初のコメントを投稿しよう!