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校長先生の話
月曜の朝は、いつも全校集会があった。次の週の月曜の全校集会の時、校長先生はジローの話をした。
「先週、大雨が降っている日の朝、私は素晴らしい光景を目にしました。いつも花に水をやる仕事をお願いしているジロー君が、カッパを着て、花に水をあげていました。私はジロー君に、お願いしたのです。これから秋の終わりまで花が咲いている間は毎日、お水をあげて下さいと。ジロー君は土曜も日曜も朝から学校に来て、花に水をあげています。毎日、必ず花に水をあげてくれます。たとえ雨が降っても風が吹いても、毎日、花の世話をしているのです。素晴らしい行動です。私は、ジロー君が約束通り、毎日、決まった仕事をしていることに感謝しています。皆さんは、雨が降ったら、その仕事は必要ないと思いますか?どんな時は必要ないのでしょう?それは誰が決めることですか?仕事の約束とは、毎日と決めたら毎日なのです。今日は暑いから、寒いから、雨だから、雪だからという理由で勝手に約束を破る人と、安心して一緒に働けますか?一緒に生きていけますか?」
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