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「この教室、何の教室なんですか?」
私は校長先生に尋ねた。
「ここはジローの教室だ。」
と校長先生が真面目に答えた。
「えっ?!どういうこと?」
私とジローは理解できずにキョロキョロした。
「オレの教室?この部屋、オレにくれるの?」
ジローは嬉しそうに笑って聞いた。
「そうだ。ここはお前の部屋だ。スゴイだろう?広いから何だってできるぞ。ここで何したい?」
「そうだなー。この辺にボクシングのリングがあったらボクシングの練習できるかなぁ?」
ジローは夢見るように言った。
「よし!ボクシングのリングだな。わかったぞ!」
と校長先生は言った。
私は壁紙の見本帳から真っ白い壁紙を選んだ。よくわからないけど本当にジローの部屋になるなら明るい雰囲気が一番だと思った。
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