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特別支援学級
GW明けからジローは、私の隣からいなくなった。新しく完成した特別支援学級に通うことになったのだ。
ジローは休み時間の度に、私に報告に来た。新しい先生のことや授業のこと。私は昼休みは必ずジローの教室に遊びに行った。新しい広い教室の片隅にポツンと二組の机と椅子が向かい合わせに置いてあった。何となく寂しい気持ちになった。
「いいな・・・私も時々、ここで勉強したいな。」
私はジローのために明るい声で、そう言った。
「そうしなよ。オレ、川本先生に頼んでみる。」
「うん。頼んでみて。」
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