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眼鏡、眼鏡、眼鏡ねー。
なんだか眼鏡を探すギャグを考えているみたいになっていた。
もう一度蹴飛ばしみたら直るかな?
いや、とどめを刺す感じで壊しそう。
壊れた眼鏡を掛けて持ち主の男の子の事を考えているところに兄が戻って来た。
その兄は何故かパンツ1枚の姿だった。
兄が変なのは元からなので気にはしなかった。
「なにその変な眼鏡」
兄はそう言って私が掛けていた眼鏡を取った。
すると兄の姿が変わる。
パンツ1枚の姿だったのが普通に服を着ていたのだから驚いた。
「服を着ている!」
「何驚いてるんだ?」
「うんん、なんでもない」
恥ずかしくなって誤魔化してみるが顔が赤くなっているのが自分でも分かるくらい熱い。
兄は私が掛けていた眼鏡を掛けているが兄には似合っていなかった。
「だて眼鏡?」
「うん。そうだよ」
「なんで?」
「クラスメイトが落としたのを拾った」
「それって男か?」
「なんで?女の子のだよ」
咄嗟に嘘をついたが兄は信じたらしく、その子は可愛い?とか色々聞いてきてウザイと思った。
やらしい目で眼鏡を見たり撫でていたので奪い返すと残念そうに眼鏡を見ていたので兄がメガネフェチだった事を初めて知った。
兄は部屋着が捲れて見えていた私のヘソを見ている。
ベッドに寝転んでいた私は上半身を起こしてベッドに座って足を下ろす。
捲れていた上着の裾も下がりヘソは隠れた。
兄は、つまらなそうに私を見ると座っていたベッドから立ち上がって部屋から出て行った。
この眼鏡は完全には壊れていなかったのか。
パンツ1枚の姿に見えていた兄を思い出すが兄妹なので特別な感情は無く、パンツ姿でも水着姿の時と変わらないと思った。
あのダイヤルを動かせば兄のパンツは消えて見えたのかなー。
特別な意味は無いけど試せなかった事が少し残念だと思った。
夕食の時間まで再びベッドの上でゴロゴロしてリラックスをしていた。
宿題は夕食後に集中して行う予定だけど、毎回食後は眠くなって集中出来ない。
それでも宿題を済ませてからお風呂に入る。
風呂上がりにパジャマ姿でリビングに行ってソファーに座りながらタオルで髪の毛を拭いていると兄と父が私の正面に座って私の揺れる胸を見ている。
下を向いて垂れ下がる髪の毛を拭いている時には前屈みになって空いている胸元を覗き込む感じで見ていた。
自分でも胸元が空いて胸が丸見えなのは自覚している。
私の成長を見守っているのだと2人は言うが本当なのか嘘なのか分からない。
私の後に母が風呂に入っているので父と兄が私の体を観察していた事は知らない。
風呂から上がった母も私と同じ様に髪の毛を拭いて乾かしていたが、父も兄もリビングから姿を消していた。
兄は洗濯カゴの中から私のパンツを取り出していると思うが父の行動は不明。
歯を磨きに洗面所に行くと、そこに兄が居て慌てて私のパンツを自分のズボンのポケットに隠していた。
元から兄が何をしていたのか分かっていたので何も言わずに自分の歯ブラシを取って歯を磨き始める。
何故か使う前の歯ブラシが濡れていたのが少し気になるけど、いつもの事なので何事も無かったかのように使っていた。
もしかしたら、兄が間違えて私の歯ブラシを使っているのかも知れない。
兄妹なんだから気にする事は無かった。
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