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あれ?なんだか眠くなってきた。
ベッドに腰を掛けていた私は、体が段々斜めになっているのに直す事が出来ずにいた。
そして、とうとうベッドに肩や頭が着くと意識が無くなった。
気が付くと部屋は薄暗く男の子の姿は無く、私はベッドの上で大の字になっていた。
あれ?おかしいな?なんで私は寝ていたのかな?
上半身を起こしてブラウスから肩が出ていたので、ずれていたブラを直してから肩を隠す。
スカートも捲れた状態だったので裾を直してから辺りを見るとベッド近くの床にパンツが落ちているのが見えた。
寝相の悪さに驚きながらベッドのふちに座ろうとお尻をずらすとブチュッと空気と液体が混じった物が出る音がした。
音がした部分を指で触るとヌルッとしていた。
ああ、あれか。
毎朝パンツを汚している液体が指先に着いている。
ヌルヌルしてネバっと糸を引く謎の液体。
ニオイも独特で兄の部屋と同じニオイがした。
寝相の悪い私の姿を男の子に見られてしまったのだろうか?
それとも、私が寝てしまったので直ぐに帰って見てないのか?
どっちにしろ、私の寝顔を見られたので恥ずかしい。
男の子と次に会った時、どんな風に話をしたらいいの?
ティッシュを数枚取り出してヌルヌルしている物を拭き取ると落ちていたパンツを拾って穿いた。
勉強机の上には、私の飲みかけのコップと男の子に出したジュースが、そのままの状態で置いて有った。
このジュースは嫌いだったのかな?
時計を見ると午後6時半。
私は2時間は眠っていたみたいだった。
部屋の明かりを点けると両手を上に上げて背筋を伸ばした。
ブラウスのボタンが全部外れていたので止めようと手を掛けたが、気が変わってブラウスを脱いで部屋着に着替える事にした。
着け心地が悪くなっていたブラを外して肌触りの良いシャツを着る。
制服のスカートからヒラヒラのミニスカートに穿き替えると部屋の外から母親の声が聞こえた。
もうすぐ夕食になるみたい。
部屋を出て洗面所に行って顔を洗うと水が跳ねてシャツを少し濡らしてしまった。
タオルで顔を拭いた後にシャツも拭くが、既に水が染み込んでいて拭いても変わらなかった。
濡れている部分が肌に貼り付いていたが寒く無いし皆が私を待っていたので着替えずいた。
夕食を食べている私を父親がチラチラ見ている。
濡れて肌に貼り付くシャツは私の胸の形に沿って凹凸がはっきりしていた。
その凸の部分が少し透けているが、毎日胸元から直で凸の部分も見られているので私は気にならない。
これが家族以外の人が居たのなら恥ずかしけど家族なので全く問題無い。
父親が濡れているシャツが気になるみたいなので心配性だと思った。
少し濡れた服を着ているだけで風邪を引くと思っているのだろう。
私はもう子供じゃないんだから、そんなに心配しなくていいよ。
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