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その男の人が私に近付いて来る。
怖い!
ニヤニヤしながら私の太腿や胸元を見ている。
「お前は処女か?」
突然の質問に頭が付いて行かない。
今、何て言ったの?
「どうなんだ!」
その男は怒鳴るように言うので怖くて身を縮める。
その姿を見た男は不気味な笑顔で私を見た。
「そうか、処女か。それなら丁度良かった」
そう言って私の腕を掴むと私のファーストキスを奪った。
私は必死に抵抗をしたかったのに恐怖で体が動かない。
男は私のブラウスを引っ張ってブラウスのボタンを飛ばしていく。
大声で助けを求めたいのに声は出ず、同級生の男の子は見ているだけで私を助けてくれない。
上級生の男は私のブラを掴み力ずくで剥ぎ取った。
上半身裸にされているのに何で男の子は私を助けてくれないの?
男の子も私と同様に恐怖で震えているのが見える。
本当に怖いと逃げ出す事も声も出す事も出来なくなるのか。
テレビや映画などで化け物に襲われている人が何で逃げたり助けを求めずに動かないのか今になって理解出来た。
男は私のスカートを投げ捨てるとパンツに手を掛けて来た。
抵抗したいのに手足は全く動いてくれない。
男は剥ぎ取ったパンツを男の子に投げつける。
「それをやるから、黙ってみていろ!」
男は同級生の男の子を脅してからズボンを脱いでいく。
このままだと私の初めては、この男に奪われてしまう!
好きな男の子の前で好きでもない、いや、嫌いな男に奪われるのは絶対に嫌だ!
ヌチョ。プスー。
「ん?お前、初めてじゃないな!俺の記録がストップしてしまったじゃないか!どうしてくれるんだ!」
男は何を言っているのか分からないが大声をだして怒っている。
「中学の入学式の日から毎日1人、処女だけを奪って来たのに今日で終わったじゃないか!高校最後の1年だったのに!卒業するまで1年切っていたのに!どうしてくれるんだ!」
やっぱり、この男が何を言っているのか理解出来ない。
「まあ、途切れたものは仕方がないか。責任を取って妊娠して貰うからな。そっちの記録は、まだ伸ばしたいから」
男は、そう言って腰を振っている。
私は、初めてなのに初めてじゃないと言われショックを受けた。
好きな男の子の前で嘘の情報を流されてショックは2倍。
初めては、凄く痛いと聞いていたのにクチャクチャ音がしている部分は凄く気持ち良かった。
「この5年間。童貞を捨てた入学式の日から毎日処女しか相手をしてなかったけど、経験が多い女の方が百倍気持ち良いなんて初めて知った。今度から中古としよう!」
相変わらず男は何を言っているのか訳が分からない。
しかし、激しい腰使いは確実に気持ち良さの頂点に向かっている。
いい!いい!とってもいいのー!
私は好きな男の子の前で嫌いな男から子作りをされているのに気持ち良くなっていた。
自ら腰を振って気持ち良い部分に当たるように調整してたのが男の子に申し訳無い気持ちになった。
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