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「コ、コ、コ、コケッ、コッ、コケッコー!!!!」
「!?あ、あなたっ!!どうしたのっ!!」
ある朝、隣で寝ていた旦那が急に叫びだした。
「鶏じゃあるまいし、こんな朝早くからどうしたのっ!?」
私は、素早く旦那の寝ていた布団をはぎ取った。
「コ、コ、コケッ?」
そこには、見たことのない生物が横たわっていた。
基本は旦那なのだが、頭には鶏みたいな"とさか"が生え、頬はたるみ、プルプルしている。肌はカサつき、死んだ鳥のような目をしていた。
そして、何よりくちばし。旦那にくちばしがあるのだ!
「に、に、に、鶏なの!?」
「コケッ!」
鶏みたいな旦那が頷く。いや、旦那みたいな鶏と言ったほうが良いだろうか。
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