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辺りは人々の絶叫が木霊していた。絶叫の原因は、「ウウ!」「アアッ!」と唸っているゾンビだ。
俺にも何が起こっているのか理解が出来ない、気づけばゾンビが辺りに溢れかえっていて何とか逃げている最中だ。
「はぁ、はぁ、はぁ、何だっていうんだよ!」
俺は一人走りながらボヤくしかなかった。
「ウウー!」
「え?」
ゾンビとは違った唸り声が聞こえて振り返ると現れたのはゾンビかした犬だった。俺は驚き走り出そうとしたが足が限界だったのか足を縺れさせて転んでしまった。
「うわ!」
「わんわん!!」
そして、犬が俺に飛び乗り噛みつこうとした。
「うわ!!!」
俺は声を上げて思わず起き上がった。
「・・・え?夢・・・か」
どうやら俺が見ていたのは夢のようだ。だが、かなり魘されていたようで体中が汗だくで心臓がまだバクバクしている。
ガン!
「え?」
突然何かが窓にぶつかった音を立て俺は恐る恐るカーテンを開ける。
「ウウ!!」
夢だと思っていたゾンビが大量に押し寄せ窓ガラスが割れてしまいゾンビが並みとなって俺に向かってくる。
「う、うわぁああああ!!!」
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