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「お、お巡りさんっ!大丈夫かっ!」
ん?
爺が魔物に向かい走り出したが、とどめなどいらんなあれは。
んん?
魔物の腹が開いて人間が出てきたようじゃ。
そうか、喰われていたのが助かったというわけじゃな。
「痛い....」
「何が起きたんだ....」
そうか、自分たちの身に起きた事が理解できぬか。
まあ命が救われた感激が大きすぎるとこうなるわけじゃな。
うむ、我ながら良い事をしたな。
ん?
オマーリさんとやらも胸から小さい箱を取り出しおった?
何か独り言をしゃべっておる。
「そう、パトカーが逆さまに....お願いします」
パトカーという魔物が完全に動かなくなったな。
死んだか....
「んあっ?」
思わず変な声を出してしまった。
良く良く見ればあのパトカーという魔物じゃが。
虎くたあに似ておる気がする....
ひょっとしたらあれは魔物ではなく、やはり鉄の馬車なのか?
そうだとすれば我....
やってしまったかも知れん。
まあ....今更じゃが。
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