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「消滅ではなく、何処かをさまよっておると?」
『うん、多分だけど君と同じ所に』
待て待て。
「あの超弩級の悪魔がか?」
『あれほどの力はないみたいだけど、何かを自分の思うがままに動かすからねえ』
「何かとは何ぞや?」
『人でも魔族でも水や火も』
「最悪ではないか....」
もしや....
「女神の願いとは....我にルシファーを殲滅せよと?」
『さすがカミラ、吸血鬼王』
いやいやいや。
「マッパ、貴様が来ればよかろう」
『時空の狭間がなくなってしまったんだよ?入り口がないんだよね』
こやつ....
こうやって念話が出来るのは、時空の狭間から繋げておるからじゃろうに。
「そうか残念じゃな、こっちには非常に美味な料理や菓子が揃っておるのにな」
『えー、僕も食べたい』
「知らんわ」
『うー、じゃあ頑張ってね』
「ちょっと待て、ルシファーの動きなど我には掴みようがないぞ」
我にどうしろと。
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