カミラ、キレる

6/18
前へ
/100ページ
次へ
「消滅ではなく、何処かをさまよっておると?」 『うん、多分だけど君と同じ所に』 待て待て。 「あの超弩級の悪魔がか?」 『あれほどの力はないみたいだけど、何かを自分の思うがままに動かすからねえ』 「何かとは何ぞや?」 『人でも魔族でも水や火も』 「最悪ではないか....」 もしや.... 「女神の願いとは....我にルシファーを殲滅せよと?」 『さすがカミラ、吸血鬼王』 いやいやいや。 「マッパ、貴様が来ればよかろう」 『時空の狭間がなくなってしまったんだよ?入り口がないんだよね』 こやつ.... こうやって念話が出来るのは、時空の狭間から繋げておるからじゃろうに。 「そうか残念じゃな、こっちには非常に美味な料理や菓子が揃っておるのにな」 『えー、僕も食べたい』 「知らんわ」 『うー、じゃあ頑張ってね』 「ちょっと待て、ルシファーの動きなど我には掴みようがないぞ」 我にどうしろと。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加