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「ルシファー!貴様の思い通りにはさせんぞっ!」
この世界でも出来るのか?
いや、我に....
「この吸血鬼王カミラ様に不可能はないのじゃっ!」
深呼吸を繰り返す。
「これが....最強のブレスじゃあっ!」
以前、山をひとつ吹き飛ばしたブレスよりも更に強力な一撃を放つ。
我のブレスはミサイルブレスの塊を一気に飲み込み、そのまま天に向かって一直線に伸びて行った。
『吸血鬼王!やりましたねっ!』
「まだじゃ!」
まだ終わっとらん!
「女神!結界じゃ!死の灰が降ってくるぞ!結界で受け止めろ!10秒で良い!」
『はい!しかし何を?』
女神が張った結界に死の灰が集まるように誘導する。
さあ見ておけ、これが吸血鬼王カミラ様の力じゃ!
『吸血鬼王?』
「こうするのじゃ!」
風の魔法を使い全ての灰を我に向かわせ、それを一気に吸い込む。
どうじゃ?
我にしか出来ぬ芸当じゃろ。
吸い込んだ灰は全て分解して我の糧となる。
また一段と強くなれたわい。
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