カミラ、色々と食してブチキレる

3/10
29人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
誰じゃ? 「何の用じゃ?我は忙しいのじゃ」 一見ゲンを彷彿させる大柄の男じゃ。 敵意は感じぬが。 「私、国家保安委員会特務機関に属す松村と申します」 コッカホアンなんたらとか我には分からん! 「そのマツムラが何の用じゃと訊いておる」 「はい....夕食の席を設けますが、お時間は?」 夕食? 「夕食は何じゃ?」 「カミラ様のご希望があればそれを....」 「スキヤキじゃ!」 「はい、承りました....お連れ様もご一緒に....」 何やら黒い馬車....車か、それに乗ってなかなか趣のある建物へ連れて行かれた。 「いらっしゃいませ」 柳沢の松だったか竹だったか忘れたが、あれに近しい者共が迎え入れおった。 「ほう、なかなか立派な建造物じゃな」 「カミラ様、こちらの席へ」 ふむ、これまた柳沢の屋敷を思い出す。 「おおっ!」 何と! 既にスキヤキの用意ができておるではないか!
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!