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ゲーム離れ
僕は今までゲーム依存症だった。
何かとあると学校でもスマホでゲームをしてるし、放課後も歩きながらスマホでゲームをしている。
当然、課金厨でもあるからサービスが終了するとおかしいくらいキレる。金返せって。
そんな中学時代から大学までずっと学校ではゲーム、家では据え置き機のゲーム。
そんな毎日だった。両親は呆れもはや諦めになっていて止めようとしなかった。
自分がゲーム依存症に気づいたのはある日のこと、話題になっていた一冊の純文学の小説を読んで、勢いでゲーミングPCでワードを開き思うがままに小説を書いた。
そう、それがたまらなく楽しかったのだ。
それから毎日、小説を書き続けいつしかゲームをしなくなっていた。
本当に一切。そう、自然にだ。
僕は将来、ずっとゲームデザイナーになることが夢だったが、それが作家に変わることは早かった。
ハッキリ言う。ゲームとは娯楽だ、時間という限られた人生の時間を費やし得るものはほぼ無し。しかし、小説は違う小説は本は人間の人格を上げてくれる。
こんな事を書いたら反感する人も多いだろう、だけど僕はゲーム離れ出来て心底良かったと思っている。
文字の世界に身を投じ、気がついたら僕は毎日が毎日文字の日々だった。
文は文字は小説は本は人を向上させる大事な媒体だと僕はやっと大人になって気がついた。
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