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咲里は、朝出かけたらしい。
僕の机の上に、手紙が置いてあった。
“咲人へ
あたしはもう疲れちゃったから、ここからいなくなろうと思います。いっぱい愛してくれた家族には申し訳ないけど、もう、あんな男に振り回されたくないの。咲人、大好きだよ。ずっと。あんたはいい彼女つくって、幸せになって。あたしの分まで”
あんな男…って、咲里の彼氏か。
気づいてやれなかった。
双子なのに、弟なのに、なんで姉の変化も分からなかった…?
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