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?「すいません。」
僕は出口に向かう途中で、肩を掴まれた。
為「え!?」
後ろを振り向くと、そこには男性がいた。
?「すいません。私、夢原雪乃のマネージャーをしております。今野と言います。」
彼はそう言って名刺を出した。
為「はぁ…。」
今「実は、雪乃から頼まれまして。少し付いてきていただけますか?」
為「え?」
今「申し訳ありません。決して怪しいものではありませんので。」
彼はそう言いながら何度も頭を下げた。
スゴく怪しい。
だが、こんなに頭を下げられると、無下に断ることは出来なかった。
僕は渋々彼に付いていった。
僕は通されたのは、誰もいない会議室のようなところだった。
待たされてからかれこれ30分ほど経過していた。
為「…帰りたい。」
コンコン。
為「ん?」
今「失礼します。すいません。お待たせしてしまって。」
入ってきたのは今野さんだった。
為「!!」
そして、その後ろからソロソロと入ってきた人物を見て、僕は驚いた。
その人物は、先程までサイン会に参加していた、夢原雪乃本人だった。
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