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どのくらい歩いただろう……。
もう、私の足は膝が笑い、体は重力が何倍にも感じるほど、重い。
そんな中、私は必死にオアシスを探す。
「このままじゃ……このままじゃ死ぬ、死んじゃう」
私は目を血走らせながら重い体を引きずる。
だいたいの場所は分かってる、あとは見つけさえすれば……
そんな私の前にオアシスは現れた。
私は目にした瞬間その場所めがけ走った。
残りのエネルギーを使い、足を引きずり、自動扉の前に行くと、オアシスの中に体を滑り込ませ入った。
私は面食らっている店主に向かって叫んだ。
「豚骨ラーメン特盛! 油こってりのチャーシュー増し増しで!!」
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