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「やっぱり、美味いな…」 俺を見て、龍田が笑っている。 「さあ、高野、俺の目を見ろ」 龍田が耳元で囁いた。 何故だ… どうなってる… その声を聞いた途端、体が。 体が、顔が、目が、勝手に龍田に向かう。 俺は見たくないのにっ! 必死に抵抗するけど、目が合う。 蒼い… 龍田の瞳の奥… 頭がボウっとしてきた。
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