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そう言って、俺を見た。
何なんだ、コイツら…
俺は、力が入らない体を、何とかモゾモゾと動かし、龍田の腕の中から転がり落ちた。
そのまま、赤ちゃんのように、這って距離を取ろうと試みる。
遅々として進まない、俺を見て
「どこへ行くの?高野」
まるで、獲物をいたぶり遊ぶ、獣のような。
そして、俺の横に膝を着いた。
「可愛い。俺がお前に快楽、痛み、全てを教えてあげる。どんな顔を見せてくれるのかなぁ、楽しみ」
顎を掴まれて、上を向かされた。
無理な姿勢に、首が悲鳴を上げている。
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